行政書士と司法書士の違い

行政書士と司法書士の違い

「行政書士」と「司法書士」は、どちらも法律に詳しい職種です。
しかし、「双方の違いについてはよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、行政書士と司法書士の違いについて解説していきます。

▼行政書士と司法書士の違い
行政書士と司法書士の大きな違いは、取り扱う業務の内容です。

行政書士の主な業務
行政書士の主な業務は、官公署に提出する許認可等の書類の作成やその手続きの代理、権利義務などに関する相談業務が挙げられます。
例)書類作成業務・手続き代理業務・相談業務

司法書士の主な業務
司法書士の主な業務は、不動産などの登記や裁判所に対する訴状や告訴状の作成などがあります。
例)登記関係手続き業務・簡裁における訴訟代理人・成年後見、財産管理

同じ案件でも「できること」が異なる
行政書士と司法書士は、同じ案件でもできることが異なります。
「相続・遺言に関する業務」を例に見ていきましょう。
以下の内容であれば、行政書士・司法書士ともに扱えます。

・遺産分割協議書の作成
・遺言書(公正証書遺言書や自筆証書遺言書)の作成
・亡くなった方の戸籍謄本の収集
・相続人の調査、確定

しかし、以下の内容は、司法書士しか扱えません。

・相続登記
・相続放棄の手続き
・家庭裁判所への調停・審判の申立書の作成

▼まとめ
行政書士と司法書士の違いは、取り扱う業務の内容や範囲です。
登録に関する事で、司法の絡まないものであれば行政書士の業務範囲ですが、登記手続きが絡んでくると司法書士の業務範囲になります。
双方の業務の違いを理解することで、内容に応じてどこに相談すれば良いのかが分かってきますね。

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